■テルグ語タイトル గద్దలకొండ గణేష్
タミル映画Jigarthandaのリメイク作品です。当初タイトルはValmikiでしたがGaddalakonda Ganeshに変更になりました。
「一年以内にディレクターになっていい映画を作る!」と宣言したアシスタントディレクターのAbhilash。ヴィランを主役にする、それもリアルなヴィランをモデルにしようと探し歩いてギャングスターのGaneshに辿り着き、彼の周辺の人々に接触していきます。
Ganesh役のヴァルン君が主役だと思って見たのですがAbhilashも主役の一人なんですよね。なのでヴァルン君が出ずっぱりだと思ってるとあれ?ってなります。
Abhilash役、Atharvaaさんはタミルの役者さんでテルグ初登場。
このビジュアル!別人ですよねー。ヴァルン君の新境地でしょうか。本人も楽しかったんじゃないかな。
全体的にはもふもふの犬っぽくて目は猫っぽい。せわしなく動く眼球、三白眼どころか四白眼で眉がギュイーンッ…いやぁ、いいわぁ。ルンギだしね。
またアップが逐一かっこいいんだ!彼にこの役あてた監督Good jobですよ。
男性陣がホロッと泣く姿がいい。某シーンのヴァルン君、ここ!っていう絶妙なタイミングで涙がこぼれていましたわ。
スッブの出番は少なめとはいえオイシイ役どころ。ムチュッと投げキッスするんですよーうふふ。
AbhilashとGaneshの緊張感ある関係や、主役だけでなくみんなでわちゃわちゃして進んでいくコメディ要素、Ganeshが時折見せる切なさ等々満足いく作品でした。
大元のタミル版、リメイクのテルグ・ヒンディー版、どれも面白い。メイン二人のうちギャングはそりゃギャングなので分かりやすく悪く怖いんですが、映画業界人のキャラが個人的にはヒヤリと冷たい部分があってとても怖いです。特にヒンディーが一番うわ~~関わりたくないわ~~ってなりました。カンナダ版もあるみたいですね。見比べてみるのも楽しいと思いますよ。